日本でも「Battlebots」を配信しろよ。というか、日本チームも参戦してほしい

ロボット同士の激しい衝突 社会
ABC「Blacksmith vs. Minotaur - BattleBots」 https://youtu.be/GkbAcwYix7I

 突然ですが、この動画を見てください。

 どうですか、これ。すごくないですか。

 これはアメリカの放送局ABCで放送されてるロボット格闘番組、「Battlebots」の映像なんですけど、僕は未だかつて、こんなに興奮する“闘い”を見たことがありません。金属の装甲で覆われた重量級のロボットがぶつかり合うたびに飛び散る、演出用でもCGでもない本物の火花。激しい衝突でカメラが追えないほど吹き飛ぶロボット。極めつきに、敗者を待つ爆発&炎上という悲惨な末路。

 Battlebotsのルールはシンプルで、リモコン操作で様々な武器を装備したロボットを操作して、相手が動かなくなるまで叩きのめした方が勝ちです。動画を見ればわかることですが、「様々な武器」と言えば火炎放射器が含まれているのはアメリカでは常識。ということは……。

 そう、もちろん拳銃も武器として認められています。なんていったって、アメリカですから。

 他にも、電動のこぎりやら回転する斧やら、やたらと殺傷能力の高い武器を搭載するロボットが登場します。(ニコニコ大百科の記事で、日本語で武器等に関する細かいルールを読むことができます。)カテゴリーはもはやロボットというより兵器で、“戦場”となる強化ガラスで囲まれたリングへ運ぶときは、手で持たず台車に載せて運ぶことが義務付けられているのも納得です。

 最初の動画で相手を爆発させて勝ったMinotaurですが、この番組中でほぼ最強のロボットです。比較的小さくてシンプルな形状にもかかわらず、ミノタウロスの名に負けないパワーと頑丈さを誇ります。そして何より、操縦者の迫力。今にも強化ガラスに突進しそうな前かがみの姿勢でリモコンを構え、鬼の形相でロボットを操作する彼の姿はロボット以上にミノタウロス。彼の全身から伝わってくるのは、闘志と呼ぶのも生温い殺気です。繊細なコントロールでロボットの「勝利の舞」を披露したかと思うと、カメラに向かって尋常ではないテンションで勝利の雄たけびをあげる彼の姿には戦慄すら覚えます。彼の凶暴さがBattlebotsに向かっていて本当に良かった……。

 Minotaurと対戦したBlacksmithも、ハンマー&火炎放射器搭載の決して弱くはないロボットなのですが……。Minotaurの猛攻を受けてハンマーの頭を失い、柄の部分だけをスカスカと虚しく振り回すBlacksmithの姿を見たときと言ったらもう、嗜虐性を刺激されて最高潮に達した観客のテンションと歓声の中で、僕も気が遠くなるほどの脳内アドレナリン濃度の上昇を体感しました。うん、最高ですわこれ。

 ふと観客席に目をやると、十歳前後の男の子。はっと我に返る。これを子供に見せていいのか………?

 いや、いい!!!

 大人たちと一緒に、サムズダウンして「とどめをさせ!!!」って叫ぼうぜ!!これがアメリカンスタイルだ!!!ヒャッハーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

 ロボットは他にも、360度全身凶器のやばいやつとか

 やたら長い変なやつとか

 あんなのやこんなのが

 多種多様なロボットの異種格闘技戦って感じで最高です。

 この最高な番組はNetflixで見るとこもできます。途中色々あってしばらくの休止期間もありましたが、現在シーズン11が放送・配信されています。

 ただし、日本では見ることができません。

 こんなことが許されるでしょうか。世の中にはこんなに素晴らしいエンターテイメントが存在するのに、なぜ日本では見ることができないのか。これでは、バックトゥザフューチャーが上映禁止の中国と大差ないじゃないか。

 これを読んで興味をもった皆さん。ぜひ、しかるべき場所に訴えかけてください。僕は誰に文句を言ったらいいかわかりませんが……。国内での知名度が上がれば、状況は変わるかもしれません。全ての試合を見ることはできませんが、公式YouTubeチャンネルから動画が上がり続けています。これを拡散するなりして、日本をBattlebots見放題のヒャッハーな国に“進化”させましょう!!!!!ついでに、日本人チームの参戦も期待してまーす!ではまた。

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