今回は
- 大学生は将来を見据えてお金を預貯金する必要があるかわからない方
に向けた記事です。
大学生は将来のために資産を運用した方がよいのか説明していこうと思います。
繰り返しますが、これは主に大学生のような20代を対象とした記事です。
結論:若いときはお金を増やすことより、経験に投資するべき
大学生時代に蓄えることができるお金は毎月1万円とすると4年間で48万円。
大学院に行ったとしても72万円。
年利3%くらいで運用できたとしても4年で約51万6年で79万円です。
正直これから生涯を通じて稼ぐ金額に比べると「はした金」にしかすぎません。
そんなしょうもない金額をためることに熱心になるより若いうちにしかできないようなことに投資をして誰にも奪われたくない経験にするべきです。
例えば、将来役に立つようなスキルのための学習であったり、英語の勉強をしたり、今は某ウイルス等のせいで難しいかもしれませんが、異文化を知るために世界旅行に行ってみたり、留学をしたり、ただ何も考えずに遊んでみたりなどなどです。
分かりやすく世界旅行について考えてみましょう。
あなたは「年をある程度取ってからする世界旅行も十分に有意義なものになるのではないか」そう思っているかもしれません。
しかし、よく考えてみてください。
年を取るということは体力が着々となくなっていることを忘れてはいませんか?
海外に行くには長い時間同じ姿勢で飛行機に乗っていなければなりません。
そんなことは若いうちは苦しくも何ともありませんが、年を取れば必ずきつくなります。
長い飛行機時間をようやく終えてすでに疲労感を感じている体で果たして本当に若いときにする旅行と同程度楽しめるでしょうか?
無理ですよね。
若いときに世界旅行等で得た経験は年を取ってから世界旅行をした時よりも長い期間自分の人生に役立てることができますし旅行の充実度も大きく変わってきます。
老後が不安でお金を蓄えている方へ
咋今、「老後2000万円問題」などが密に問題になっておりそのような背景から老後のためにお金を蓄えている方もいるかもしれません。
この中できちんと老後のために必要なお金を計算した方はおられるでしょうか?
多分ほとんどの人が計算をしていないと思うので実際に計算をしてみましょう。
老後では多くの方が奥さんや旦那さんとお過ごしになると思いますがわかりやすく1人の場合について考えてみます。
(2人で計算をしたい場合は単に2倍してください。
3人以上になると単に倍とはなりませんので注意して下さい。)
仕事を現役バリバリでするような人の一人当たりに必要な生活費は16万円くらいといわれています。
仕事を引退しするのが65として80まで生きるとしたら15年分の生活費が必要になってきます。
ですので、16万円/月×12月/年×15年=2880万円です。
あれ!?2000万円より多くないとお思いの方がいらっしゃるかもしれませんが安心して下してください。
年老いてしまうと若かりし頃と比べて必要な生活費は30%落ちるといわれています。
ですので、2880万円×70%=2016万円。
さらに年を取る若いときに納めていた年金をもらえる立場に代わります。
年金は年収や職種等もらえる額は人に応じて異なりますが国民年金の第一号保険者の場合(一番少ない場合)で考えます。
第一号保険者が免除をせずに40年間納め続けた場合一年間でもらえる額はおおよそ78万円ほどです。
それを15年間もらうので、78万円/年×15年=1170万円。
よって老後のために自分がためなければならない最低額は
2080万円ー1170万円=910万円です。
意外と少ないですよね?
しかし「これは最低限の額で、年を取ってから高額な医療費を要することになるかもしれないので実際はもっと必要だろ!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、よく考えてください。
残りの何年ひょっとしたら何日のために高額な医療費を払って延命措置をするのとある程度若いときに自分の子供との時間のため、パーティーを開くためといった人生を充実させるためお金を使うどちらが死を眼前にしたときに後悔がないでしょうか。
経験に全力投資をするのが不安な方へ
私自身も「経験」のために若いうちは費やせみたいなことを書いている本を数多と読みましたが少し不安が残りました。
なので、どのようにすれば解決できるか勉強して分かったことを紹介していこうと思います。
結論:毎月自分の手元に入ってくる金額の1割を資産運用にまわす
私はFPという資格の勉強や読書を通じて得た知識として収入の1割を貯蓄にまわしても生活に支障をきたさないのです。
その一割は手堅く預貯金にしてもいいですが私としては投資をすることをおススメします。
一言で理由を説明すると若いうちから投資をしておけば複利の力が大いに働くからです。
投資の神様と呼ばれるウォーレンバフェットは10代の時から複利の力を利用して投資をしていましたしね。
理解できない方は投資について勉強して下さい。
また、投資は元金を保証するものではないため自己責任でするようにしましょう。
このように一割を投資や預貯金を通じて蓄えておくと精神的に安らぎを得ながら十分に経験に投資をすることができると思います。
まとめ
大学生といった若いうちは「はした金」程度の資産の増加に重きを置くよりも様々な「経験」のためにそのお金を使った方がよいということです。
不安な人は毎月入ってくるお金の一割を蓄えることでその不安は和らぐと思います。
また、こういう観点からはどうなんだといった考慮しきれなかった点があれば教えていただければ再検討しようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
うだでした。
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